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CS:GO日本リーグ『宴』2杯目の参加登録が2019年4月15日(月)スタート、主催者の1人XrayN氏「実力に左右されること無くみんなが楽しめる場所を提供する」

2019年3月15日(土)、CS:GO日本リーグ『』が無事に千秋楽を迎えました。そして第2回となる大会の出場登録が、2019年4月15日(月)よりスタートすると発表されました。

主催者の1人、XrayN氏が宴への想いを語る

千秋楽で行なわれた大関の決勝戦 Japan Ignis vs. Japan HWML では Japan Ignis が2-0優勝し「横綱」の座を獲得。大会配信のラストに主催者の1人 Japan XrayN氏が登場し『宴』を立ちあげた想いや今後の展開について語りました。

配信アーカイブ

以下は、配信内で語られたXrayN氏のコメントです。

XrayN氏のコメント

左より:abara氏、XrayN氏、ShoboSuke氏

Ignis優勝おめでとうございます。あなた達が、初の横綱です。
残念ながらHWMLは非常に惜しかったですけれども、最後にすばらしいggをみせてくれてありがとうございました。また次回がんばってください。

今回、宴には1000名を超える参加者が来てくれて、正直そこまで来てくれると思っていなかったんですけれど、参加し盛り上げていただいてありがとうございました。

今回、宴を立ちあげた目標について話をさせていただきたいと思います。まず小さな目標が3つあります。

1つ目が、一番最初に皆に話したとおり3年間通して宴をやり続けること。

年に4回やると言ったと思うんですけど、人的リソースの問題で3回が限界です。
今年中には(問題を)解消して、来年からは年4回でやりたいと思っていますので大目に見ていただきたいと思います。

みんなに楽しんでいただきたいので、次回からスタッツを導入します。
HLTV.orgをご存じの方が多いと思うのですけど、平均ダメージのADRですとか、ああいったデータを宴において残していってランキングを作ってMVPが誰なのか決めたりですとか。システムを構築して導入出来る段階まで来ました。次回から入れていきます。

2つ目が、アジア統一リーグをやりたいと思います。3年以内に。
実現可能かもまったくわかりません。宴のミッションというのがありまして、「実力に左右されること無くみんなが楽しめる場所を提供する」というものなので、アジア統一リーグというのはコンセプトから外れているんですね。なので、そこまで高いプライオリティではないのですが、目標としてやっていきたいと思います。

3つ目はオフラインイベントをやりたいと。3年以内ですね。これは初心者からプロまでみんなが楽しめるないようにしたいと思っています。ただ、これには相当なお金と人的リソースが必要となってきますので、目標として掲げていきたいとは思っていますが、実現可能かは正直わかりません。

いま3つの目標をお伝えしましたが、では何のためにこの目標を立てているのか?
単純なんですけど、僕は見たいんですよね。日本のチームが、「IEM」(Intel Extreme Masters)でチャンピオンになった姿を。

僕もnoppoも昔プロとしてやってきたんですけど、世界で一番になるという目標の中がんばったんですけど、なれなかったんですね。いまの子達も、正直なところ現状のままではなれない。僕たちがもがいていた壁と同じ壁にぶちあたっている。そしてそれをどう超えたらよいかわからない。すごく良くわかる状況だと思うんですね。

じゃあ「それをどうやったら解消できるのか?」と考えたときに、自分が現役の時にいつも思っていたのは正直なところ「環境が悪い」「人が少ない」。ここに一番の問題があるんですね。

いまは「eスポーツ元年」だとか言われていますけど、CS:GOは少し外れたところにいる。ブームに乗れていない。このままでは絶対にブームには乗れない。なぜならばパブリッシャーが何もしないから。しないんですよね(笑)。誰もやろうとしないので、じゃあもうやるしかないじゃんというところから僕たちが(宴を)たちあげたんですけれども。

日本のチームが(CS:GOで世界の)トップになる。これはサッカーのワールドカップで日本がトップになるということよりも難しいと思います。それくらい実力差がある。勝てないんですよ、本当に。じゃあどうやったらいいんだろうというときに、やっぱり人を増やさないといけない。

人を増やすにはどうしたらよいのか。CS:GOって本当に初心者にはやさしくなくて。心が折られるシーンが多すぎるんですよね。じゃあ、それは道を作る必要があると。僕たちが。そうして初心者、中級者が楽しめる場があれば辞めないんじゃないかと。みんなエンジョイでやっていただければ良いんですけど、その中でたまにガチでやりたいやつが出てくるんですよ。人生賭けたくなるやつが。僕もnoppoも人生を賭けたんですけど、そういう子が生まれる環境を作って上げたい。というのが一番なんですよね。

それをやるためにさきほどのミッションを宴で僕たちが達成する必要がある。実力に左右されることなく楽しめる場を作る。これは僕たちだけでは出来ないと思っているんですね。みんなの協力が必要で、今回の運営をやっている中で色々なお問い合わせを頂いて、正直箸にも棒にも引っかからないものから素晴らしい第三者視点からの指摘までたくさんいただきまして、そういったお問い合わせをバンバンいただきたいですしアイデアもおくっていただきたいですし、何かクレームがあれば24時間受け付けていますし。あそこで一番苦しんでいる、カスタマーサポートの担当が半泣きになっていますけど(笑)

私たちはこれを仕事としてはやっていませんから、本業ではないんですね。
私も福岡から京都へ出張で、その足で今日ここ(東京のTwitchオフィス)まできたんですけど。noppoも今回の台本を書いたりというのは副業にもなっていない。ただの趣味の範囲でやっているというのもあるんですけど。

正直、宴に参加していただく必要は無いんですね。もちろん参加して欲しいです。CS:GOをやって楽しんで参加して欲しいう気持ちが一番強いですけれども、参加出来ない人、参加するつもりも無い人も沢山いると思うんですけど、そういう方はこういう公式の配信がある時にぜひ見ていただきたい。みんなが見て楽しい配信を実現する努力をしていくことは絶対にお約束しますんで。

第2回のスケジュールが公式サイトには上がっていますのでそちらのほうをご確認いただいて。実際に始まるのが6月ですね。「UTAGE SOCIAL」ではチームやメンバーの募集も出来るようにしていますし、初心者が入りやすいようにするコラムとかも出していくつもりです。

ということで、みなさん第一回ありがとうございました!おつかれさまでした。

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この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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