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AVALON Gamingに聞く、『GGC2020』勝利予想8.2%でのジャイアントキリングを実現した要因

GALLERIA GLOBAL CHALLENGE 2020(GGC2020)』のグループステージ ラウンド1で Japan AVALON Gamingが勝利予想8.2%を覆す大勝利を収めました。この要因について、チームに質問をしてみました。

AVALON Gamingに聞く、ジャイアントキリングを実現した要因

『GGC2020』グループステージが2020年8月8日~10日に行なわれ、白熱の試合が多数繰り広げられました。

この中で、注目の一試合がラウンド1で行なわれた Japan AVALON Gaming vs Japan SCARZ戦。Japan SCARZは前週に行なわれた公認大会『RAGE VALORANT JAPAN TOURNAMENT Powered by GALLERIA』で準優勝となったチームで、本大会でも優勝候補の一角。

その Japan SCARZ と Japan AVALON Gamingの試合前 勝利予想は、圧倒的な結果となりました。

しかし、結果は Japan AVALON Gaming が2-0で勝利するジャイアントキリング(番狂わせ)となりました。

Best of 1であればまぐれや偶然も考えられますが、対戦形式はBest of 3。勝利につながる何かしらの要因があったはずです。残念ながらこの試合は公式配信の対象とはならず詳細不明でしたので(※後に動画アーカイブが公開されました)、この結果についてAVALON Gamingの方に質問をお送りし回答いただきました。

今回、大会に向けてどのような準備をされたのでしょうか?

香川真司:出場する正式メンバーが今年の7月上旬に決定したため、実際のところは、1か月で準備する必要がありました。活動自体は「3時間×週6日」で、練習と反省の時間を設けていました。チーム活動の本格始動後にキャラ構成の変更もあったため、戦術や作戦などを決め始めたのは、大会当日の2、3週間前でした。

今回の大会は「マップpick制」だったため、時間的な制約も踏まえて、効率的に練習するために、“マップを絞って練習”しました。SCARZ戦では、その練習をしてきた「アセント」「ヘイブン」で戦うことができたのが、大きな勝因だと思っています。

加えて、別の大会である『RAGE VALORANT JAPAN TOURNAMENT』に都合で出場できなかったことも、結果的に、我々の作戦を露出させないことに繋がりました。対戦チームとしては、研究材料がなかったと思うので対策が難しかったと思います。

対戦相手の研究はどのようなことをされたのでしょうか?

RAKU(チーム監督):8月上旬にあった『RAGE VALORANT JAPAN TOURNAMENT』にSCARZが出場していたため、アーカイブで対戦相手の研究をしました。戦術・傾向分析をし、マネージャーのNanaseさんやMichaelさんが、スプレッドシートに綺麗にまとめてくださいました。それらの資料を参考に、メンバーで対戦相手の癖や対策について話し合いました。

準備や試合において、非常に良かったと思えることがあれば教えてください

香川真司・Chocol4tE:短い練習期間でしたが、個人個人の役割をしっかり決めて、メンバー各自が、役割を果たすことに徹することができたことが良かったと思います。また試合中は、メンバー全員が相手の行動を予測することで、読みが当たって、的確なコミュニケーションが取れていました。例えば、寄りの指示を堅守できたこと。また、自分たちの「できること・できないこと」をしっかりと見極めた上で、「できること」で勝負できたことが良かったと思います。

強敵に勝利できたことについて、感想・気持ちなどを教えください

チーム一同:純粋に嬉しいです。残念ながら配信はなかったのですが、コメント欄に私たちの事を応援してくれている方がたくさんいたので、まずは、その方達に感謝を伝えたいです。また、「8.2%」の勝利予想を、2-0で完封勝利できたことは、私たちの大きな自信につながりました。少ない可能性を信じて、私たちに投票してくださった方には、最高のお返しができたと思っています。

今後におけるAVALON Gamingの展開、出場大会、チームについて教えください

RAKU:今大会が終了し 新たに新しいメンバーが加わることになりました。
この新しいラインナップでのAVALONのVALORANT部門での活動は飛躍的に伸びることになるでしょう。
もちろん世界を視野に入れています。そのぐらい新しいラインナップは可能性を感じています。
そして、新しいラインナップは極秘とさせてもらいます。
今後がとても楽しみです。AVALON Gamingの応援をぜひよろしくお願いいたします。

試合アーカイブ

Map1:ASCENT

Map2:HAVEN

新加入の選手、既存選手の移籍先は

質問に回答いただいた結果、短い期間ながらも準備とそれぞれが的確に役割を果たすことが出来た結果の勝利ということがわかりました。

大きな勝利を手にした Japan AVALON Gamingですが、今後はメンバーの半数以上を入れ替えての展開になるとのこと。どのようなメンバーが加入するのか、そして脱退した選手達が新たに所属するのはどのチームになるのかなど気になることばかりです。

大会当時

  • 香川真司, baldel, Chocol4tE, baldness, DEKATORA

現在

  • 香川真司, DEKATORA

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この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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