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マウスバンジー『VAXEE ORYZA』開発の裏側エピソード

マウスバンジー『VAXEE ORYZA』の開発裏側エピソードを、VAXEEより提供いただいたので紹介します。

VAXEE ORYZA

『VAXEE ORYZA』は、一般的なマウスバンジーと異なり、先端に回転する仕組みを追加することで、コードがマウスの動きで左右に引っ張られた際の衝撃を逃がすような工夫が行なわれています。

また、バネ部分を短く、柔らかい構造とすることでコードの存在をより感じなくなるような仕組みも特徴的です。

より詳しい解説は、下記の動画で確認出来ます。

公式紹介ムービー

この動画で紹介されていないという、裏側エピソードをVAXEEより提供いただきました。
こちらはそのまま下記に掲載します。

土台の開発について

これまで開発した中には、くの字部分の付け根部分も回転するように設計されたものがありました。
しかし実際に試すと先端のバネの部分がまったく機能せず、くの字に曲がった部分がぐるぐる動くだけでした。

土台底部にはラバーシートが貼られており、現在はPAのラバーシートと同じものを採用しています。

これまでVAXEEの開発スタッフが開発を行ってきたマウスバンジーに比べて、大幅に滑らなくなっているのですが、元々はここにPBと同じシリコンシートを採用予定でした。しかし開発を行っていた頃は、まだPBの問題を解決できていなかったことやPAのラバーシートで十分すぎるほどの性能が発揮出来ていたため、PAのラバーシートを採用しています。

ケーブルの先端部分について

以前VAXEEスタッフが開発し販売していた初期のマウスバンジーでは、この部分を長期使用していると先端が外れてしまう事がありました。現在、この部分にはバネと先端のゴムの密着する部分に溝が彫られており、このおかげでかなりの耐久性があります。

ベアリングについて

ベアリングは一見不必要に思えるかもしれませんが、ORYZAの機構では重要な働きをしています。これまでのマウスバンジーはマウスパッドの端に達してバネが曲がった際に力の逃げるところが無く、そのままケーブルが引っ張られてしまっていたため、手にケーブルのテンションが伝わっていました。

しかしORYZAはそのケーブルのテンションをベアリングがスムーズに回ることによってベアリング自身がテンションを肩代わりする為、手元に来るテンションが集中しないと感じ取れない様になっています。

当初、高品質のベアリングを一つ採用する予定だったのですが、ベアリングの仕組み上、スムーズに動くよう、ハイグレードなベアリングであっても隙間が空いてしまう為、二つ採用しています。元々はNSKのベアリングを採用予定でした(ORYZAの動画内で出ています)。

バネ部分も含めて何故耐久性のある仕組みにしたか

マウスバンジーはそもそも製品の特性上、一度購入し気に入って貰えたらしばらく買い換えがないもしくは、二度と買い替えが発生しない製品です。

ORYZAを購入してもらった際に短期間で壊れてしまうのを避け、長期間使用していただきたい為、ORYZAの先端部分の溝の機構や、バネを固定するために二段階の固定方法(溝にバネをはめた後に上から蓋をしてネジで止めてる部分等)などコストアップしてでも耐久性の高い機構を各箇所に採用しています。

プロトタイプについて

実はORYZAの他に一つプロトタイプがあり、これまでVAXEEスタッフが開発してきた土台にとても長いバネが付いているモデルがありました。ただいくらバネを長くしてもバネが曲がるとテンションが発生し、これまでのマウスバンジーと変化がなかったためお蔵入りになりました。

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この記事を書いた人
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