アメリカを拠点とするプロeスポーツチーム「Evil Geniuses」が、2026年11月2日(月)をもって競技活動および事業運営を終了すると発表しました。

公式発表

Evil Geniusesは、2026年11月2日をもって競技活動および日々の事業運営を停止します。

ここ数年、Evil Geniusesの運営方針を再構築し、再び立ち直らせるために全力を尽くしてきました。

運営を安定させ、世間からの信頼を回復し、ファンとの交流や活動実績を拡大させると同時に、新たなゲームタイトルへの進出やクリエイター陣の拡充も進めてきました。

残念ながら、スポンサーシップの機会が限られていることやトップレベルで戦い続けるためのコスト増大など、eスポーツ業界は依然として厳しい逆風にさらされています。

継続的な投資とEvil Geniusesチームの努力にもかかわらず、現在の環境下で事業を責任持って継続することは不可能という結論に至りました。

秩序ある形で事業を段階的に終了し、影響を受けるすべての選手、コーチ、スタッフと密に連携して対応していきます。

競技面においては、本日より全部門の選手が他の組織と自由に交渉可能となります。

VALORANT部門の選手およびコーチは、2026年シーズンが終了する11月2日以降、新たなチームと契約することが可能になります。

この声明を読んでいただいているみなさんに、ひとつ大きなお願いがあります。
もし採用を行っている企業や組織がありましたら、ぜひ私たちのメンバーにお声がけください。

Evil Geniusesで働いてくれたすべての選手、クリエイター、そしてスタッフの能力と人柄は、私が責任を持って保証します。

求人がある場合や推薦が必要な場合は、私(deapps@evilgeniuses.gg)まで直接ご連絡ください。

私の目標は、今後数か月間で1人でも多くの仲間が次の活躍の場を見つけられるようサポートすることです。

ここ数年、Evil Geniusesに心血を注いでくれた選手、スタッフ、そしてすべての方々、みなさんは本当に素晴らしい存在でした。

私たちは持てるすべての力をこの組織に捧げました。
これ以上に素晴らしいチームはありません。

かつてEvil Geniusesのロゴを背負って戦ったすべてのみなさん、応援し続けてくれたファンの方々、そして25年以上にわたりこの組織を支えてくださったパートナーのみなさま、これまでのすべてに心から感謝します。

Chris DeAppolonio – CEO

1999年に設立されたEvil Geniuses

Evil Geniusesは、1999年にカナダで設立されたeスポーツチームで、2000年代はCounter-Strikeの強豪として世界的に有名なチームとなりました。

日本のももち選手、チョコブランカ選手が格闘ゲーム部門の一員としてプロ契約したことで日本でも知られる存在となりました。

『Dota 2』では2015年に世界王者の座を獲得し、2023年には『VALORANT Champions 2023』でも優勝を果たしました。

買収により方向性が変化

2014年、「Evil Geniuses」を傘下に持つ「GoodGame Agency」が「Twitch」に買収され、2016年に独立しました。その後、2019年には投資会社「PEAK6」に買収されました。

2019年の買収以降は、伝統あるブランドロゴの変更や『Dota 2』部門の解散など、組織の方向性が大きく変化しました。その後も競技部門の縮小が進み、今回、長い歴史を持つチームが活動を終了することになりました。

最近では、アメリカの老舗eスポーツチーム「Complexity」も活動を終了し、創設者のJason Lake氏が退任を表明しました。

20年以上の歴史を持つ北米の老舗eスポーツチームが相次いで活動を終了するという、非常に残念な状況となっています。

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