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YamatoN×KeNNy×noppo、YamatoN氏『REJECT』加入記念インタビュー、eスポーツの未来を作るゲーマー達への想い

プロeスポーツチーム『REJECT』のチーム運営部 部長に就任した、人気ストリーマー「YamatoN」氏と、日本FPSのレジェンド「KeNNy」氏および「noppo」氏にインタビューをさせていただきました。

このインタビューは、『REJECT』のYouTubeチャンネルで公開された3者対談企画に合わせて実施したものです。

このタイミングでみなさんに何を聞くのが良いか考え、eスポーツの未来を作ることになる現在のゲーマー達へのアドバイスとなるようなことをお聞きしてみました。

登場人物紹介

YamatoN
プロゲーマー、ストリーマーとして活動し、株式会社REJECTにチーム運営部 部長としてジョイン。自らの人生に様々な経験をもたらせたeスポーツシーンへの更なる貢献、並びにREJECTが掲げる「eスポーツの産業化」を目指す。

KeNNy
2005年に誕生した日本初のプロFPSチーム『4dimensioN』メンバー。オンラインFPS『サドンアタック』公認インストラクター、『Alliance of Valiant Arms』公認アドバイザーを経て、現在はフリーランスとしてeスポーツ大会・イベントに出演。

noppo
Counter-Strike1.6『Asia e-Sports Cup 2012』で「とんでもないプレー」を繰り出しアジア王者に。Twitch社員、ゲーミングデバイスブランド『ZYGEN』オーナー、プロeスポーツチーム『Jadeite』VALORANT部門ヘッドコーチなど多岐に渡り活動中。

YamatoNさんの新たな挑戦を知って

―今回、REJECTにYamatoNさんが加入するということで動画対談をされていましたが、KeNNyさんとnoppoさんは、YamatoNさんがREJECTに入ると聞いた時、まずどう思いましたか?

KeNNy
正直、最初に聞いた時はびっくりして。ストリーマーで入ると思っていたんですよ。
それでさっき聞いたら、ストリーマーとしての活動も続けるけど、REJECTのチーム運営部 部長としての仕事がメインということで。驚きすぎて、声が出なかったですね。そういうご縁だったんだと、ビックリしました。

noppo
僕も同じで、自分の中でYamatoNがDeToNatorから他に行くことはないのだろうと考えていたので、本当に驚きましたね。「ええ!?」と思って。

YamatoN
自分の配信でやっていることと、配信外の活動って全く違っていたのですが、それを一本化出来るというのが、REJECTに入るメリットの1つだと自分では思っています。

REJECTの印象

―YamatoNさんは、今回加入したREJECTについて、これまではどんな印象を持っていたでしょうか? noppoさんやKeNNyさんにも聞いてみたいです。

YamatoN
「eスポーツ」に一番真摯に向き合いコミットしているチーム。選手をしっかりとサポートして、一丸となって戦っている。そういったことが一番出来ているチームという印象ですね。

noppo
クールだけど、パッションがあるというイメージですね。
shomaru7さんの配信で見たのですが、ゲーミングオフィスという形で施設を整えていたり、情熱だけではなくてそれを行動で形にしているというのは、外からみて感じていました。あとは、eスポーツをビジネスとして展開していくのもうまいという印象がありますね。

KeNNy
まずオーナーがめちゃくちゃ若いですよね。
自分がREJECTを知ったのはVALORANTの競技シーンで、VALORANTを通したREJECTしかわからないですけど、noppoが言うように、クールなイメージがすごくありますね。
代表やスタッフの方もすごく選手をサポートしているという印象も持っていますね。

YamatoN
クールに見えるという点について少しお話させてください。

僕の場合は、外部の人間でしたがPMJLで1年間解説を担当させていただいて、REJECTのスタッフが選手とどのようなコミュニケーションをとっているか、ゲーミングハウスでどのようなことをしているかを結構近くで見る機会がありました。

PMJLに出場しているチームについては、フラットな目でそういったことを見ることが出来たのですが、その中でも一番eスポーツにコミットしているというのをすごく感じましたね。

でも、それをまだ外には出し切れていないと思っていて。なので、外から見たnoppoさんたちの目にはちょっとクールでパッションがあってという風な印象に映っているのかなと思いますね。

プロゲーマー引退、将来の不安とどう向き合ったか

―YamatoNさんが新しいキャリアをスタートするということで、昔よく話題になったプロゲーマーのセカンドキャリアということについて改めて聞いてみたいと思います。プロゲーマーを辞めなくてはならないという時の気持ちはどうだったか覚えているでしょうか。プロゲーマーは、セカンドキャリアや将来が不安ということをよく聞きます。これからそのような状況を迎える方へのアドバイスになればと思っています。

YamatoN
自分は、不安を感じるようなことは今も昔もないですね。将来が不安なことよりも、自分の好きなeスポーツという世界がなくなることの方が悲しいなと思っています。eスポーツは自分のルーツですから、そういう場所が無くなってほしくありません。

だからこそ、eスポーツに足りないものを埋めていくことで貢献して、自分もその世界にいられるように努力していきたいという感じで活動しています。

noppo
僕は、ある時に不安がなくなった瞬間があったんですよ。
元々、不安はあったんです。高校生くらいの時に、プロゲーマーをやってみたいけど、どうしようかなと。

そこで色々な本を読んでいたところ、岡本太郎さんの本に「怖かったらそこに飛び込んでやってごらん」ということが書いてありました。怖いところの方が自分が行きたい道で、1回飛び込むと楽になると。

そこで僕は決意したんですね。ゲームでやっていこう。
そういう決心をした後に、将来の不安というのは一切無くなりました。

KeNNy
プロゲーマーは2005年に1年やらせてもらいましたけど、どうでしょうね。振り返ってみると、不安は常に抱えていたと思います。将来どうしようかっていう。

Counter-Strikeは大好きでしたけど、日本のプレー人口とか、大会を開催してくれる企業さんやスポンサーさんだったりとか、2005年の後半くらいから一気に減っていっちゃったんですね。

2006年にはぎりぎり、『World Cyber Games』が開催されてnoppoと一緒に出場したんですけど、その時はプロではなくてアマチュアの即席チームのような形でした。

その後は、ずっとCounter-Strikeをやってきたし他にやりたいことも特にない、ゲームのこと以外はわからないという感じでした。

そんな時にお話をいただいたのが新たにサービスを開始するFPS『サドンアタック』の公式インストラクターという仕事でした。これは人生の転機だと思って、新たな挑戦という形で飛び込んでみましたね。怖いというのは、無かったと思います。

現役時代にやっておいて良かったこと、やれば良かったこと

―現役時代にこんなことをしておけば良かったとか、こういうことをやっておくと良いよ、というようなアドバイスがあればぜひ教えてください。

YamatoN
こんなことをしておけば…。自分は結構、悔いがないくらいやりきりましたねw
しいて言うならば、国際大会とか何回も出ていると「次もチャンスがある」と思えてしまうんですね。でも、本当に次があるかはわからないと考えた方が良いと思います。

それはタイトルが続かないとか、自分の実力が衰えるのかわからないですが、次もチャンスがあるんだと思うのではなくて、1回で燃え尽きるくらいがんばるのが良いと自分は思いますね。

noppo
YamatoNの言うことはもっともですね。それは大前提でありつつ、自分は逆のパターンもあると思っています。

例えばタイトルが終わってしまった、次のゲームが出るかわからないという時もあるけど、新たに出る可能性があるw
僕が後悔していることでいえば、Counter-Strike1.6をやってそこで止めてしまったのですが、そのまま次のCounter-Strike: Global Offensiveを続けていてもよかったなと思っています。

これは本当にその人の決断によるのですが、もし自分にプロとしての素質があると信じているのなら、出来るところまで続けた方が良いと思いますね。次が無いパターンもありますから、本当にそこは自分次第ですがw

KeNNy
2人のコメントを聞いていて胸が痛いですね。思うところがいっぱいありますけど…。

う~ん、そうだな、常に謙虚であって欲しいなと僕は思いますね。
上位層で戦っていると、自分がスターになったような感覚に陥るんですよね。
それによって、自分の言動などにどうしてもボロが出てくる、絶対に出てくるので。
外に発信するSNSや配信だったり、チーム内での自分の立場に関しては謙虚であったほうが、今後の自分の活躍に対してプラスに働くと思います。

あとはゲームで生活していきたいのであれば、大人の言うことは聞いた方が良いですね。
これらは、実は自分自身の反省でもあるんですけどw

―キッズだった頃のKeNNyさん、というのもありましたねw

KeNNy
Yossyさんはご存じだと思いますがw
若いと、こういうことはなかなかわからないですから。

後輩ゲーマー達を支援する活動

―みなさん、後輩のゲーマー達を応援する活動をよくされている印象があります。noppoさんとKeNNyさんはCS:GOやVALORANTで『UTAGE』という大会を開催したり、YamatoNさんもアドバイスをしたり、配信やSNSを活用してタイトルや大会を知ってもらったりとか。後輩のゲーマー達にはどのような思いで接したり、手助けしたりしているのでしょうか。

YamatoN
僕は世界一を目指しているとか、熱意を持ってゲームに取り組んでいる人の熱さが好きなんですね。そんな選手達にも、色々な葛藤があるじゃないですか。練習しても結果が出ない、先行きが不安だよね、とか。そういう姿を見ていると、応援せざるを得ないというのはありますよね。

自分たちの時代のプレーヤー達というのは、セカンドキャリアという形で上手くいった人は意外と多いと思っていますけど、じゃあ選手として上手くいったかというとそうではなかったので、今やっている選手達が結果を出せるようにサポートしていきたいと思っています。

あと、今のeスポーツは競争が激しくなっていて、その結果、色々なスターが出てきています。でも認知されていないことも少なくないので、そういうプレーヤーをもっとたくさんの人に知って欲しいから応援する、というのもありますね。

noppo
僕は、プロゲーマーやeスポーツプレーヤーという、自分と同じ道を選んだ人だからこそ応援したいというのが一番大きいですね。
自分が現役の時に困っていた事も色々とありましたし、誰にでも絶対にそういうことはあると思うので、僕が出来る限りのことで後輩をサポートしてあげたいという気持ちがありますね。

KeNNy
現役の選手達も色々と悩みを抱えているでしょうから、お話を直接聞いてみたいと思うことがあります。

昔はコミュニティが小さいので、すでに知り合いの人とチームを組むことが多かったですが、いまは人も増えてツールも発達して、全く知らない人と一緒にやることも増えていると思います。そうすると人間関係で悩んだりもするでしょうし、サポートしてあげられたらとも思います。自分の場合は、なかなか機会が無いですが。

YamatoN氏に期待すること

―最後に、せっかくなので先輩のお2人からYamatoNさんに期待することや激励など、ぜひ聞いてみたいのですが。

noppo
僕のYamatoNに対するイメージはストリーマーというのがやはり強かったので、どうなるのだろうと思っていましたが、久々に会って今後の話を直接聞かせてもらって、本当にeスポーツに貢献していく存在になるだろうと感じました。チームと協力しながら、自分のeスポーツに対する理想を実現してくれることを期待しています。

KeNNy
まずはさきほどの対談でも言っていた、REJECTの地盤となるチーム作りというところにとても期待をしています。「最近のREJECT、すごく良くなったな」と思った時には、YamatoNが活躍した結果、となることを楽しみにしています。

さらには、YamatoN自体はプロゲーマーからストリーマーになって、次はeスポーツチームを運営するという新たな挑戦で、これをたくさんの後輩ゲーマーが見守っていると思うので、それに応えるような活躍をお願いします。

―YamatoNさん、先輩たちのメッセージを聞いて、とんでもないやる気が出てきそうでしょうか?

YamatoN
そうですね、僕はeスポーツで0から1に変えた人間ではないのですけどお2人は…

KeNNy
うちらも違うけどね。

YamatoN
いや、そんなことないですよ!

KeNNy
だってうちらは

noppo
ゼロをゼロくらい…w

YamatoN
いやいやいやw 自分は本当にそう思っていて、お2人の作ったeスポーツの歴史とか偉業みたいなものを伝えられるようにがんばらないといけないですし、eスポーツ界に何かを残せるような取り組みをしていきたいと思います。

KeNNy
何か相談とか手伝えることがあったら、声をかけてください。
YamatoNとはしばらく接点が無くて、Twitch RivalsのVALORANTで対戦して以来なのかな。

YamatoN
敵として対戦しましたね。本当に相談させてください!
VALORANTも再開しようと思って、実は練習していたりするんで。

noppo
おお!それは楽しみだね。

YamatoN
腕が衰えてしまいましたが、REJECTの活動はもちろん、VALORANTもがんばっていきますのでよろしくお願いします!

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この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。CS:GO、Dota 2が大好きです。 ラーメン、ランニング(60km完走)、カメラが趣味です。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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