『Dota 2』公式世界大会『The Internatinal 2025』の大会関連ゲーム内アイテムが販売開始になりました。
※大会は2025年9月4日~14日にドイツで開催
有料:チーム&タレントバンドル
チームバンドル
- 各出場チームを応援するアイテム
- 「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の3種類
- 購入したバンドルに応じたゲーム内コンテンツ付き「チャット絵文字」「スプレー」「ロード画面壁紙」「ヘルスバーバッジ」「エモーティコン」「チャットホイールボイス」
- 売上の50%をチームに配分
- 売上の30%を賞金総額に配分
タレントバンドル
- 出演タレント(MC・キャスターなど)を応援するアイテム
- 「スタンダード」「グリッター」「ホロ」「ゴールド」の4種類
- 購入したバンドルに応じたゲーム内コンテンツ付き「ステッカー」「オートグラフルーン」」「チャットホイールボイス」
- 売上の50%をタレントに配分
- 売上の30%を賞金総額に配分
無料コンテンツ:ファンタジー&結果予想
今大会では、全プレイヤーが「ファンタジー」と「結果予想」に無料参加できるようになりました。
過去の世界大会では、有料ゲーム内アイテムの購入者のみに提供されていた機能です。
ファンタジー
「ファンタジー」は、大会に出場する選手から好きな選手を選び、自分だけのオリジナルチームを作成します。
大会における選手の活躍に応じてポイントが付与されます。
結果予想
大会でどのチームが勝ち上がっていくかを予想するゲームです。
的中するごとにポイントが付与されます。
ポイント上位者にサブスクや限定ゲーム内アイテムをプレゼント
「ファンタジー」と「結果予想」で上位入賞者になると、サブスクサービス「Dota Plus」の期間限定無料権や、限定スキンがプレゼントされます。
Valveがドル箱コンテンツ「大会バトルパス」を止めた理由
Valveは、これまで「バトルパス」という形で大会関連アイテムを販売してきました。
2025年からは「サポーターバンドル」という形になり、一部サービスが無料化されています。
大会バトルパスについて
- 2013年に 大会関連アイテム「The International Interactive Compendium」(バトルパス)発売
- レアスキンや大会関連コンテンツを含む
- 売上の25%を賞金総額に配分
- 売上配分の仕組みにより、2021年には単独タイトルでのeスポーツ史上最高賞金総額「$40,018,195」(約58億円, $1=$147.37円)を記録(初期総額賞金は$1,600,000)
関連アイテムの売上25%が賞金総額に配分されるため、ここから計算すると2021年大会の場合、Valveは約174億円相当の収益を得ていたことになります。
Valveがこのドル箱コンテンツ「大会バトルパス」を止めることを決定した理由については、2023年に公式サイトで発表されました。
要点を紹介すると以下の通りです
バトルパスを止めた経緯
- Dota 2に関連する開発リソースが「バトルパス」制作に集約される形となった
- 結果として年間を通じたゲームアップデートの内容が薄いものとなったり、頻度が落ちてしまった
- Dota 2プレイヤーのほとんどはバトルパスを購入していないため、多くのプレイヤーのためになっていない状況だった
- 一部のプレイヤーに向けたバトルパスの提供を止めることを決定
- 全プイレヤーに利益をもたらすよう、開発リソースをゲームアップデートに集中させることにした